先日、第二なぎの木園にて虐待研修・防犯研修を行いました。
虐待事例の一部の概要を読み、その加害職員や通報不作為の背景に何があったのかなど話しました。
虐待が起きた原因としての背景にあるのは加害職員の職務上のストレスや利用者本位ではなく、スピードと効率を重視したサービス提供、人権意識・障害特性・行動障害等の理解と支援についての専門性の欠如などが挙げられています。職員に正しい知識や技術がないが故に、うまく対応ができず虐待が起きてしまうといったことが多いようです。
その後は不適切支援のロールプレイを職員で行いました。どういったところが不適切であったか・どうすれば正しい支援なのかを話し合い、普段の支援について振り返る機会となりました。
その後は防犯研修です。先日なぎの木園にて研修があり、こちらでも伝達研修を行いました。
もしも女性職員しかおらず、不審者が男性であったとしてもさすまたの使い方をきちんと使用出来れば
相手の行動を制止させることができます。
持ち手が相手に近いと刃物を持っていると刺されてしまうのでなるべく遠くを持つ・さすまたをお腹部分ではなく胸の辺りに腕を巻き込む状態で押さえることで多少の力は必要となってきますが、完全に制止させることができました。
ただ不審者をさすまたで捕まえているだけでは終われません。
他の職員が利用者さんを安全に避難誘導する・非常ベルを押して皆に知らせる・通報するなどが必要です。
また危険なことがあったら職員同士で伝わる暗号を作っておくのも1つという話もありました。
これからも利用者さんが安心して毎日を過ごせるよう、職員一同研修等を経て一人一人意識を高めて励んでいきます。